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高知大丸の周辺観光【おまち東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

高知大丸の周辺観光【東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

高知大丸周辺の東部エリアを散策すると、よさこいの文化、はりまや橋の歴史、菜園場商店街が楽しめます。

このルートでは、古い建物と地元の生活が織りなす高知の歴史と文化を深く体験できます。

このまち歩きで、高知の過去と現在、そして未来に思いを馳せてみてください!

よさこい節で有名!はりまや橋公園

高知大丸の周辺観光【東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

はりまや橋公園:高知大丸から徒歩1分

はりまや橋は、“土佐の高知のはりまや橋で、坊さんかんざし買うを見た”という「よさこい節」で有名な、高知の象徴的な場所です。

この橋の始まりは江戸時代初期にさかのぼり、土佐藩の御用商人である播磨屋宗徳と櫃屋道清が商売のために私設の仮橋を架けたことに由来しています。その後、何度か橋の架け替えと堀川の埋め立てが行われ、現在のはりまや橋は公園として整備されています。

川のせせらぎが再現され、純信とお馬の恋物語を象徴するモニュメントも設置されており、ベンチでくつろぎながら、高知の歴史と文化を感じられる癒やしのスポットになっています。

時代を渡る4つのはりまや橋

高知大丸の周辺観光【東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

はりまや橋:高知大丸から徒歩2分

多くの人が象徴的な赤い橋として認識している「はりまや橋」ですが、実は明治・大正時代に使われていた橋を含め、この地には合計4つのはりまや橋があります。

それぞれの橋は時代ごとに異なる物語と価値を持ち、現在もその面影をこの地に留めています。これらの橋が紡ぐ歴史は、はりまや橋がただの交通の要所ではなく、土佐の文化と歴史を象徴する場所であることを物語っています。

生活の架け橋!播磨屋橋

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播磨屋橋:高知大丸から徒歩2分

播磨屋橋(はりまやばし)、長さ約20メートルのこの橋は、コンクリートと石造りの堅牢な構造で、日々の生活の中で実際に使用されています。親しみやすく「はりまや橋」とひらがなで表記されることもあり、地元の人々にはなじみ深い橋です。

この橋は、地域の歴史や文化を今に伝える重要なシンボル。地元住民や訪れる人々の日常の足として、またはりまや橋としての歴史的背景を持つ観光スポットとして、多くの人々に親しまれています。

播磨屋橋の東側に設置されたからくり時計は、午前9時から午後9時まで1時間ごとに、よさこい節の音楽に合わせて動き出します。時計の上部からは高知城が、下部からはよさこいの踊り子人形が現れ、左右にはそれぞれ桂浜とはりまや橋が登場します。

意外と知らない?はりまや橋の地下通路

高知大丸の周辺観光【東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

はりまや橋の地下通路:高知大丸から徒歩2分

はりまや橋地下通路(地下広場)は、はりまや橋公園の東西を結び、高知の観光スポットを紹介するパネルや昭和時代のはりまや橋、さらに「高知下町浦戸湾風俗絵巻」などの展示が見られる隠れた観光スポットです。

はりまや橋を訪れる際は、この地下通路にもぜひ立ち寄ってみてください。

欄干のみ残る 旧はりまや橋

高知大丸の周辺観光【東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

はりまや橋:高知大丸から徒歩3分

3つ目のはりまや橋は、はりまや橋公園の地下広場に展示されています。昭和28年に建てられた播磨屋宗徳之碑と共に、平成9年まで使用されていた旧はりまや橋の欄干(らんかん)を見ることができます。

この場所にははりまや橋の歴史に関する興味深い展示もありますが、やや薄暗いため、訪れる際は昼間がおすすめです。

明治・昭和時代を再現した橋

高知大丸の周辺観光【東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

はりまや橋(明治):高知大丸から徒歩3分

最後のはりまや橋は、明治~大正時代に使用されたモダンな構造の橋で、最初の赤い橋の向かい側にあるはりまや橋公園内に再現されています。

高知大丸の周辺観光【東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

公園には歌碑も設置されており、「南国土佐を後にして」のメロディーが1時間ごとに流れ、二匹の親子鯨のモニュメントが曲に合わせて潮を吹く様子が楽しめます。

はりまや橋公園は、休日でも国道側の喧騒から離れた静かな場所です。異国情緒を感じる東屋では、地元の方々が読書にふける姿も見られ、穴場のリラックススポットとしておすすめです。

江戸時代から続く魚の棚商店街

高知大丸の周辺観光【東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

魚の棚商店街:高知大丸から徒歩4分

はりまや橋公園を北へ抜けると「魚の棚商店街」があります。はりまや橋商店街の北端から約80メートル、幅約3メートルにわたって約20の店舗が連なる商店街です。

魚の棚商店街の開設は江戸時代初期、1661年頃にさかのぼり、土佐藩3代藩主山内忠豊によって設立されたと伝えられています。

昔からの老舗店に加え、最近新しく開店するお店が増え、商店街に新たな活気が生まれています。なお、魚の棚商店街は日曜日が定休日となっています。

魚の棚商店街 【導入】「魚の棚商店街」の歴史をたどる~高知市には3つの「魚の棚」があった~ 魚の棚商店街 【魚の棚商店街】70年以上続く「岡本海産物店」女将・西村さんを訪ねて

高知大丸の周辺観光【東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

魚の棚商店街から東へと歩を進めると、高知の誇る「よさこい祭り」の歴史や魅力を深く知ることができる「高知よさこい情報交流館」が現れます。

よさこいの全ては
高知よさこい情報交流館に

高知大丸の周辺観光【東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

高知よさこい情報交流館:高知大丸から徒歩4分

高知よさこい情報交流館では、昭和29年(1954年)に始まった高知の伝統的な「よさこい祭り」の歴史と魅力が紹介されています。

この施設の外観は、よさこいの多様性と祭りの活気を表現しており、内部は「よさこいサークル」と「よさこいスクエア」の2つのエリアに分かれています。

ここでは、よさこいの起源から現代までの進化を体験し、さまざまな人々との交流も楽しめます。よさこいのすべてを知りたい方は、ぜひ高知よさこい情報交流館へ!

よさこい祭りの魅力を体感!

高知大丸の周辺観光【東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

よさこいスクエアでは、よさこい祭りの迫力と魅力を身近に感じられます。

150インチの大画面で、過去の名場面から現在の華麗なパフォーマンスまで、臨場感あふれる映像が上映されています。また、衣装展示コーナーでは、各チームの個性が光る衣装を間近で鑑賞できます。

衣装を身につけて記念撮影!

高知大丸の周辺観光【東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

よさこい体験コーナーでは、大画面で映される熱狂的なダンスを見ながら、自らも踊ってみることができます。さらに、華やかな衣装を試着しての記念撮影も楽しめます。

また、多目的ホールでは、よさこい写真コンクールの優秀作品展示や、さまざまな企画展を開催しており、祭りの雰囲気を一層深く体感できます。よさこいの熱気を直接感じ、その魅力に触れる絶好の機会をお見逃しなく!
via:高知よさこい情報交流館

さらに東へと足を進めると、土佐の歴史的人物たちを記念する碑もあります。

多くの志士を輩出した
武市瑞山道場跡

高知大丸の周辺観光【東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

武市瑞山道場跡:高知大丸から徒歩9分

武市(半平太)瑞山は安政2年(1855年)に道場を新築し、妻の叔父・島村寿之助と共に経営を開始しました。午前中は寿之助が槍術、午後は瑞山が剣術を教え、門下生は120人にものぼったと言われています。

若き日の中岡慎太郎や“人斬り以蔵”と恐れられた岡田以蔵といった後に知られるようになる人物も、この武市道場の門人です。

瑞山の人柄と剣の腕前は高く評価され、安政2年秋以降、土佐藩から安芸郡奉行所(現在の田野町)や香美郡奉行所(現在の香南市赤岡町)へ剣術指導のため出張し、剣術の指導にあたりました。

武市瑞山を称える碑は、元々は現在地から約30メートル東北の駐車場に建てられていましたが、近年に横堀公園内へと移設されています。

元帥に上り詰めた
永野修身海軍大将生誕の地

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永野修身海軍大将生誕の地:高知大丸から徒歩11分

永野修身海軍大将は、1880年(明治13年)6月15日にこの地で生まれました。海南中学校、海軍兵学校、海軍大学校で学び、アメリカ大使館附武官、練習艦隊司令官、海軍兵学校長、軍事参議官、海軍大臣、連合艦隊司令長官など要職を歴任しました。

ジュネーブ、ロンドン軍縮会議では主席代表として活躍。1934年(昭和9年)に海軍大将に昇進、1943年(昭和18年)に元帥に任ぜられました。

第二次世界大戦開戦時には海軍軍令部総長として「真珠湾奇襲攻撃」の作戦を指揮。戦後、海軍の最高責任者として極東国際軍事裁判で審理されましたが、1947年(昭和22年)1月5日、68歳で病没しました。

歴史と日常が交差する
菜園場商店街

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菜園場商店街:高知大丸から徒歩11分

菜園場商店街は、はりまや橋から東に徒歩約5分の場所に位置し、多様な店舗が軒を連ねています。青果店や鮮魚店、精肉店をはじめ、衣料品店や小売店、飲食店などがあります。

特に、自家製のパンや漬物、練り物、惣菜などは手作りの温もりとリーズナブルな価格が魅力で、訪れる人々の生活を豊かに彩っています。

“菜園場(さえんば)”の名は、江戸時代、この地域に土佐藩主のための菜園(野菜畑)が存在したことに由来しています。

多様性を愉しむ複合施設 コレンス

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corens(コレンス):高知大丸から徒歩12分

かつて「コレンス洋裁女学院」として栄えた場所は、廃校となった後、創意工夫を凝らしたリノベーションを経て、多目的複合施設「corens(コレンス)」として生まれ変わりました。この名称は、初代校長が愛した馬の名前に由来しているそう。

現在のcorensには、多彩な店舗が入居しています。ニューヨークスタイルのベーグルを提供する「Oz Bagels」、厳選されたペットフードを扱う「nanasan」、本格フレンチが楽しめる「chez petit chat noir」、美の提供を目指す「nailroom marnie.」、そしてアートと文化が息づく「GALLERY E」と、多様なジャンルのビジネスが集結しています。

高知大丸の周辺観光【東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

corensは、洋裁学校としての歴史を継承しながら、人々が集い、新たな文化やワークスタイルが芽生えるクリエイティブな空間として再定義されています。新しい文化の息吹が感じられる場所へと変貌を遂げた一推しのスポットです。
via:correns

カフェ&フレンチ
chez petit chat noir

高知大丸の周辺観光【東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

corensの1階に位置する「chez petit chat noir(シェ・プティ・シャ・ノワール)」、親しみを込めて「プティシャノ」とも呼ばれるこのカフェ&フレンチのお店では、様々な座席が用意されています。

カウンター席でひとりの時間を楽しむも良し、テーブル席で友人や家族と会話を楽しむも良し。さらに、天気の良い日には開放的なテラス席で、ゆったりとしたランチタイムを過ごせます。
※店名は“小さい黒猫の店”という意味
chez petit chat noir(プティシャノ)|菜園場商店街、コレンスの新しいカフェ&フレンチ chez petit chat noir(プティシャノ)|菜園場商店街「コレンス」の新しいカフェ&フレンチ

三代目が営む老舗菓子店 ぜにや菓子店

高知大丸の周辺観光【東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

ぜにや菓子店:高知大丸から徒歩11分

菜園場電停からほど近い商店街に位置する「ぜにや菓子店」は、60年以上の歴史を持つ老舗です。現在は三代目のご夫婦が経営しており、旬の果物を使ったパフェや、夏場限定のカキ氷など、季節に合わせたスイーツを提供しています。

先代から受け継がれた「お客さん目線を忘れない」という姿勢で、唯一無二のお菓子屋さんを目指しています。店内で、ご夫婦のこだわりが詰まったスイーツをぜひ味わってみてください。
ぜにや菓子店|高知・菜園場商店街の歴史とともに歩む老舗菓子店。 ぜにや菓子店|高知・菜園場商店街の歴史とともに歩む老舗菓子店。

桜色に染まる堀川は必見!

高知大丸の周辺観光【東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

堀川沿い:高知大丸から徒歩10分

かつて城下町の海の玄関口だった堀川では、今ではプレジャーボートが並び、新たな風景を作り出しています。

春になると、高知市の堀川沿いは桜でいっぱいになります。1キロにわたって咲き誇る120本以上の桜は、見る人の心を和ませてくれます。散歩を楽しんだり、桜の下でお弁当を食べたり、桟橋を歩いたりと、桜の美しさを満喫できます。

この季節限定で遊覧船が運航し、水面からのんびりと桜を眺められます。川面に映る桜の景色も見逃せません。春の堀川で、ぜひ桜の魅力を存分にお楽しみください!

ひと巡りしたら
デパ地下グルメを満喫!

まち歩きを終えた後は、高知大丸のデパ地下で、高知グルメを一度に満喫するのはいかがでしょうか。高知大丸の本館地下1階の食品売場は、全国的にも珍しい地域密着型の売場になっています。

高知を満喫するなら、必ず抑えておきたいショップを厳選してご紹介していますので、以下の記事もチェックしてみてくださいね。

高知グルメを一度に満喫! 高知大丸のデパ地下特集。高知観光するなら必訪! 高知観光の穴場スポット! 高知大丸のデパ地下でご当地グルメを満喫

高知大丸の東部エリアをのんびり歩きながら、古き良き時代と今を結ぶ街の魅力を、自分のペースで発見してみませんか?
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