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高知大丸の周辺観光【おまち西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

高知県唯一の百貨店「高知大丸」の周辺には、高知の豊かな歴史と文化が息づくスポットが溢れています!

西部エリアを中心に、城下町の風情を残す歴史的建造物から、地元の人々の生活が色濃く反映された市場まで、高知の魅力を凝縮した まち歩きコースをご紹介します。

高知の歴史と文化を味わう まち歩きに出発!

城下で300年続く
土佐の伝統 日曜市

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

日曜市(高知市追手筋):高知大丸から徒歩2分

300年以上の歴史を誇る土佐の日曜市は、元禄3年(1690年)から続く、毎週日曜日に開催される生活市です。年始とよさこい祭り期間を除き、6時〜15時まで、高知城下追手筋で約1kmに渡り約300店が出店します。

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

新鮮な食材から金物、植木まで多彩な品揃えで、毎回約17,000人が訪れます。追手筋沿いには休憩箇所や公園、お手洗い(トイレ)も点在しています。

いずれもお買い物ができる時間帯は、6時頃から14時頃までです。売切次第店仕舞いとなりますので、十二分に楽しみたい方は、10時頃までの来訪をおすすめします!
via:日曜市

自由民権運動の始まり
立志社跡の碑

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

立志社跡の碑:高知大丸から徒歩1分

立志社は明治7年に高知の帯屋町で設立され、板垣退助らにより民撰議院開設の思想を掲げた結社として活動を開始。社長片岡健吉のもと1000人の社員が教育・商社活動・討論会を行い、自由民権運動の啓蒙活動に発展。討論会は政談演説の前身となり、その後全国に結社が広がりました。

立志社跡の碑は、この歴史的活動を記念して建てられました。
via:立志社跡の碑

明治維新の偉人
板垣退助の生誕地

天神橋通商店街は、自由民権運動を牽引した板垣退助や片岡健吉、後藤象二郎らの故郷が点在する歴史深いエリアです。

レトロな雰囲気漂う天神橋商店街

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

天神橋商店街:高知大丸から徒歩8分

商店街の入り口には天神橋を模したアーチがかかり、昔へタイムスリップしたような雰囲気を醸し出しています。

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

板垣退助や後藤象二郎の生誕地をはじめ、自由民権運動で活躍した片岡健吉の足跡も残るこの地を散策し、高知の歴史と地元の賑わいを体感してみてください。

民権運動の父
板垣退助生誕地

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

板垣退助生誕地:高知大丸から徒歩8分

板垣退助誕生地は、天保8(1837)年に生まれた板垣退助の記念碑がある場所です。竹馬の友後藤象二郎とともに、土佐の歴史を彩った人物です。

吉田東洋の下で学び、免奉行や江戸藩邸勤めを経て、西郷隆盛らと薩土密約を結び、戊辰戦争で土佐藩の要となりました。この地にある記念碑は大正13(1924)年に建てられたもので、高野寺門前にあります。

大政奉還の立役者
後藤象二郎生誕地

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後藤象二郎生誕地:高知大丸から徒歩11分

天保9(1838)生まれの後藤象二郎は、馬廻の家に生まれ、吉田東洋の遺志を継ぎ土佐藩の近代化に努めました。坂本龍馬と共に大政奉還を推進し、維新後は民権運動にも寄与した功績が記されています。

天神商店街から南へ200mの場所にあります。

ひろめ市場で
高知の日常に触れる

1998年の開業以来、ひろめ市場は多くの人々を魅了し続けています。2017年には来場者数が300万人を突破し、国内外からの観光客が絶えません。

南口には愛くるしい招き猫

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

ひろめ市場(南口):高知大丸から徒歩7分

特に目を引くのは、2018年のオープン20周年を記念して海洋堂が制作した招き猫のフィギュアです。この1.5メートルのフィギュアは、その丸みを帯びた体と愛くるしい顔で、南出入り口に設置され、訪れる人々の人気のフォトスポットとなっています。

ひろめ市場の由来

ひろめ市場の名前は、土佐藩の名家老・深尾弘人蕃顕(ひろめしげあき)の屋敷地に由来します。彼は四代の藩主に仕えた寛大な名家老で、この地は「弘人(ひろめ)屋敷」と親しみを込めて呼ばれていました。

維新後に彼の屋敷が無くなったものの、その名を継ぐ形で平成10年に地元の提案により、「ひろめ市場」が誕生しました。土佐の食文化と商いの伝統を今に伝えるひろめ市場は、高知観光に欠かせない必訪スポットです。

高知のご当地グルメが満載!

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

ひろめ市場では、高知のご当地グルメを楽しむことができます。一推しは「やいろ亭」のワラ焼き塩タタキ。2人前から船盛りで提供される鰹のタタキが絶品です!

また、高知名物屋台餃子「安兵衛~やすべえ~」や、日曜市で行列のできる高知名物「日曜市のいも天」、本格的な土佐料理を楽しめる「司食堂」、高知の珍味が揃う「珍味堂」など、多彩な名物グルメが味わえる店舗が目白押しです!
via:ひろめ市場

武市(半平太)瑞山殉節の地

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

武市(半平太)瑞山殉節の地:高知大丸から徒歩8分

ひろめ市場の南口を西に進むと、武市瑞山殉節の地があります。ここはかつて揚屋があり、土佐勤王党弾圧後の文久3年に瑞山が投獄された場所です。獄中で、瑞山は同志と秘密通信を行い、自画像を描くなどの活動をしていました。

武市瑞山殉節の地には「武市瑞山先生殉節之地」と記された碑が立っています。この碑は1953年に高知市教育委員会と帯屋町公設市場組合によって建立されました。
via:武市瑞山殉節の地

よさこいの源流
よさこい稲荷神社

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

よさこい稲荷神社:高知大丸から徒歩9分

武市瑞山殉節の地の斜め前には、よさこい稲荷神社(高知大神宮)があります。「よさこい稲荷神社」は京都から高知に移された神社で、土佐藩主山内家に由来します。歴代藩主が武運長久の祈祷を行い、その霊験あらたかさから多くの奉納がされました。

明治維新後に現地へ移され、昭和に「よさこい祭り」発祥の地として「よさこい稲荷神社」と称されるようになりました。商売繁昌や和合壮健などの祈願地として、地元民に親しまれています。
via:よさこい稲荷神社

高知の記憶を紡ぐ
高知城歴史博物館

高知県立高知城歴史博物館では、土佐山内家伝来の約67,000点もの貴重な資料を展示し、大名道具の華麗な世界や幕末維新の動乱期を生きた土佐の歴史を紐解きます。

四国八十八景に選ばれた展望ロビー

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

高知城歴史博物館:高知大丸から徒歩11分

3階の高知城展望ロビーからの眺めは、その素晴らしさから「四国八十八景」の一つに選定されました。ここからは、江戸時代の姿を留める天守や追手門、そして初代藩主・山内一豊の銅像を一望できます。

時間や季節、天気によって変わる高知城の絶景を、展望ロビーからの壮大なパノラマは必見です!

陣羽織を羽織って写真撮影!

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

3階の高知城展望ロビーでは、兜や陣羽織の試着体験ができます。これらは土佐藩主が所有した実物のレプリカで、中には戦場で目立つうさぎ耳形の兎耳形兜(うさぎみみなりのかぶと)など珍しいデザインのものも。好きな場所での写真撮影も楽しめます!

ワクワク!重ね捺しスタンプラリー

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

高知城をモチーフにした重ね捺しスタンプは大人気! イラストを色分けしたスタンプを順に押していくと、カラフルな作品が出来上がります。

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

完成した瞬間、思わず「おー!」と感嘆の声が漏れます。ぜひ、お試しください!

高知の歴史を感じるタイムトンネル

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

導入展示室に設置された国絵図と年表の回廊は、まるでタイムトンネルを歩いているような体験を味わえます!

土佐国、現在の高知県は古代から現代に至るまで1400年もの間、一貫して同じ行政単位として継続してきました。導入展示室では、そんな長い歴史を時代ごとに分けて描かれた絵地図と大規模な年表を通じて、土佐の歴史を学び、その歩みをたどることができます。

訪れるたびに発見がある展示物

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

高知城歴史博物館では、土佐山内家から伝わる豊富な資料群、約67,000点に及ぶ歴史的遺産が館内で展示されており、その展示は定期的に入れ替わります。

訪れる度に新たな歴史の一面や土佐の文化に触れることができるため、何度訪れても飽きることがない、発見に満ちた魅力的なスポットです!

歴史に触れる楽しさを体験!

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

季節ごとの企画展や歴史講座、子ども向けの体験教室、外国人向けの文化講座など、豊富なプログラムで歴史と文化の学びの場になっています。

高知城歴史博物館では、クイズ形式で好奇心を刺激する展示物も設置されています。さらに、スマートフォンやタブレットを活用した音声ガイドが利用でき、展示をより深く理解することができます。

この音声ガイドには、日本語版の他に、土佐弁を使ったバージョンもあり、地元の風情を感じさせるナビゲーターが展示をわかりやすく楽しく案内してくれます。館内には工夫が凝らされていて、幅広い世代の方が歴史に親しめるよう配慮されています。
via:高知城歴史博物館

高知城を築城した山内一豊

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

山内一豊公之像:高知大丸から徒歩12分

高知城追手門のすぐ側、高知県立公文書館の前に立つのは、土佐藩初代藩主・山内一豊の銅像です。築城者である一豊は、城下町の整備も手掛け、現在の高知市街の基盤を築き上げました。

1605年に高知城でこの世を去った一豊を記念して、1996年9月20日、彼の祥月命日(しょうつきめいにち)に、桂浜の坂本龍馬像でも知られる銅像作家・本山白雲によりこの銅像が設置されました。

時を超える歴史の城「高知城」

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

高知城(追手門):高知大丸から徒歩13分

天守が現存する全国12城の中でも、高知城は全国で唯一本丸の建物が完全に残る特別な城です。幕末の偉人坂本龍馬が見たであろうこの城は、1603年に土佐の山内一豊により築城されました。

1727年の大火で天守を含む多くの部分が失われましたが、22年後には再建され、今にその姿を残します。全国でも珍しく、追手門と天守を一緒に美しく撮影できる高知城。訪れた際には、天守に向かう前にこのスポットでの記念撮影がおすすめです!

高知の歴史を見守る追手門

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

高知城の追手門は、石垣の上に櫓門(やぐらもん)を据えた壮大な構えの表門です。城の正面に相応しい迫力を放ち、門前は三方向からの攻撃に対応できる枡形状に設計されています。再建当時からその役割を果たし続ける大きな梁(はり)が、城の歴史とロマンを感じさせます。

追手門から天守への登城は約8分。途中、美しい石垣の間を歩き、藩主の居城であった二ノ丸を越えると四重六階の天守が現れます。

天守を背に立つ板垣退助

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

板垣退助先生像:高知大丸から徒歩13分

初代板垣退助の銅像は1923年に銅像作家・本山白雲によって製作され、高さ2.46mでしたが、1943年に金属回収のため供出されました。

現在の銅像は1956年に夜須町出身の浜口青果が製作し、当時の内閣総理大臣吉田茂の題字を含む高さ2.20mの銅像と4,205mの台座を持ち、全高は6,405mです。銅像の背後には高知城が望めます。
via:板垣退助銅像

内助の功の象徴!山内一豊の妻・千代

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

山内一豊の妻の銅像:高知大丸から徒歩14分

山内一豊の妻・千代は、大河ドラマ「功名が辻」で描かれたように、夫を支えた内助の功の象徴です。戦国時代の激動を乗り越え、一豊が土佐24万石の大名となる過程で、彼女の明るさと政治的な洞察力が大きな力となりました。

一豊がまだ織田家の家臣だった頃、彼が欲しいと思った駿馬を嫁入り道具として父から受け取った10両で購入する手助けをしました。その馬は織田信長に評価され、一豊の地位を向上させました。また、関ヶ原の戦い前には、千代は大阪にて豊臣側の動向を一豊に伝える役割も果たし、彼女の密書を家康に渡すことで一豊は忠誠を示しました。これらの行動は、千代が一豊の出世に大きく貢献したとされる所以です。

本丸御殿に息づく土佐の歴史と芸術

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

本丸御殿には、土佐の荒波を思わせる装飾が施された上段ノ間をはじめ、多くの部屋があります。

納戸蔵には、駕籠(かご)や「梅丸彫」の欄間(らんま)など、美術工芸品や貴重な歴史資料が展示されています。大河ドラマ「功名が辻」の展示もあり、仲間由紀恵さんが千代役で着用した衣装も見ることができます。

土佐藩の息吹を感じる
高知城天守の展示

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

高知城天守内では、土佐藩の歴史や文化に関する展示があります。1階には城築造中のジオラマが展示されており、細部までこだわった人物の表情や場面の再現には目を見張るものがあります。また、築城技術や天守構造を解説する展示パネルもあり、歴史好きには見逃せない内容です。

高知城天守からの大パノラマ!

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

高知城(天守):高知大丸から徒歩20分

天守最上階までの階段は急傾斜になっていますので登る際はお気をつけください。天守最上階からは高知市街を一望でき、歴史を感じさせる圧巻の眺望が広がります。

高知大丸の周辺観光【西部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き

全方位からの景色を順路に沿って楽しめ、眼下には高知県庁や市役所、遠く筆山、運動場や野球場、はりまや橋方面、さらに近くには図書館や文学館、土佐女子高などが見え、追手門や高知城歴史博物館の様子も望めます。

締めくくりは
デパ地下グルメで決まり!

高知大丸のデパ地下は高知観光の穴場スポット! 地元の店舗が集まる食品売場で、高知の食文化が凝縮されたご当地グルメや代表的なお土産を楽しめます。

時間が限られている観光でも、一箇所で高知の味覚を満喫でき、お土産探しにも最適です。

高知を満喫する際にはぜひ訪れたいショップを厳選してご紹介しています。詳細は以下の記事でチェックしてみてください!

高知グルメを一度に満喫! 高知大丸のデパ地下特集。高知観光するなら必訪! 高知観光の穴場スポット! 高知大丸のデパ地下でご当地グルメを満喫

高知大丸を起点にした西部エリアの探索は、高知の魅力を余すことなく体験できます!

城下町の趣、市場の活気、そして地元の歴史が織り成す物語に触れるこのまち歩きを通じて、高知の豊かな文化を心ゆくまで楽しんでみてはいかがでしょうか。
高知大丸の周辺観光【東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き 高知大丸の周辺観光【おまち東部編】高知の歴史と文化を味わうまち歩き