みなさん初めまして。
高知県でブロガー兼ゲストハウス店主をしております、片岡慎悟と申します。
1年前に北海道から(東京都を挟んで)、高知県に移住しました。
この”EIMONS”の一角を借りて、「魚の棚商店街」のことを言語化する機会をいただきました。よろしくお願いします。
【はじめに】_なぜ、この「魚の棚商店街」のことを書くのか_?
たった今、この文章を読むあなたは、こう思うはずです。
なぜ、この商店街のことを書くのか。
なぜなら、私は”はりまや橋ゲストハウス”という宿を運営しており、この宿が「魚の棚商店街」に根付いているからです。
魚の棚商店街の歴史は350年以上もありながら、ふだん皆さんが使っているであろう、Google検索ではほとんど出てきません。
試しに「魚の棚商店街 高知」と検索してみましょう。
いちばん先に出てくるのは「高知市の公式ページ」かと思います。
はりまや橋商店街から北へ,全長約80メートル,幅約3メートルに約20店が軒を並べるこじんまりとした商店街。その歴史は古く,江戸時代初期(1661頃)に,土佐藩3代藩主の山内忠豊によって開設されたといわれています。その名の通り,魚を扱う店が多く,そのほか数百種類のコロッケを販売する惣菜店も人気です。
魚の棚商店街は,日曜日がお休みとなっています。
「高知市 魚の棚商店街」より引用
_ええ、そうです。
公式のページでも、これだけしか情報が出てこないのです。
インターネット全盛の今なお、誰かの手によって言葉にされていません。
いわば、まだ「”物語が紡がれていない”場所」なのです。
言葉にすることで、記録は呼び起こされます。
逆に、誰かの手で記録されなければ、”記憶”は消滅してゆきます。
この世界のなかで、たまたま巡り会ったここのことを残したいからこそ、この場を借りて”特集”として書かせていただきます。
どうぞよろしく、お付き合いくださいませ。
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