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Column / コラム

須崎で愛される伝統の味を守りたい「丸共(マルキョー)醤油 / 竹中佳生子」

一つ目の挑戦は、味噌

醤油・味噌 マルキョー醤油(須崎市)今年から県内のスーパーや小売店が取り扱いできる形で味噌の販売を開始する準備が進んでいる。味噌の「噌」という字はわちゃわちゃと混ぜるという意味合いを持つ。
だから色んな味の味噌どうしを混ぜて使ってみても全然かまわないし、美味しい組み合わせが見つかることもある。

混ざり溶け合って新しい味となり食べる人を楽しませてくれる。現在の須崎の姿はまさに味噌のようだ。
UターンやIターンの個性豊かな移住者が増え、味噌のように混ざり合うことで須崎という町に味わい深い魅力を生み出している。

いつかの夢は、ビール

醤油・味噌 マルキョー醤油(須崎市)

丸共の倉庫に大きく描かれたロゴマークを背負う佳生子さん。

もともとはビール製造会社で働いていた佳生子さんと栄嗣さん。醤油もビールも発酵・醸造という製造方法の共通点を持っている。
一度は離れたビール造り。今すぐというわけではないが、佳生子さんの夢は「いつか自分たちのビールをマルキョーから出すことだ」と目を輝かせながら語ってくれた。

「マルキョーが残ってこれたのは、お客さんがその味を残して欲しいと強く望んでくれたから。その願いに応えるためにも、自分たちが丸共を背負いこれからも頑張らないと」

地元の人は口を揃えて「マルキョーの味が家庭の味やき」と言ってくれる。
進学や就職でこどもが都会に行ってもおふくろの味、故郷の味としてお子さんへと送る人も多いという。

醤油・味噌 マルキョー醤油(須崎市)
丸共の「共」という字は、長いあいだ地元に愛され地域と共(とも)に続いてきた歴史を持つマルキョーの製品にとてもしっくりとくる。

「豊かさとは何か?」

かつて遠い異国の地ガーナでの自らへ問いかけた言葉。

大量生産大量消費が支える現代の日本経済。
それとは対照的に田舎ならではの生産者と消費者のお互いが顔や想いの見える関係で、女性ならではの子育てや家庭の中からの視点で、ヒト・モノ・コトを上手に循環してそこに暮らす人々が日常をより心豊かに過ごせる時間と場所の創造を目指して、今も日々奮闘しているマルキョー醤油の女将・竹中佳生子さんでした。

醤油・味噌 マルキョー醤油(須崎市)(有)丸共 味噌醤油醸造場

所在地: 〒785-0008 高知県須崎市中町1丁目2−21
電話: 0889-42-0129

醤油・味噌 マルキョー醤油

 

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