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八木仁平(やぎろぐ)|働かないことを決めた。旅するプロブロガー

【やぎろぐ】八木 仁平

ブログ「やぎろぐ」を運営する新卒フリーランスの八木 仁平さん。大学在学中にブログを始め、1年半後には月間アクセス数は70万PV、月収は100万円以上に。第一希望のIT企業への内定も決まっていましたが、早稲田大学を卒業と同時に新卒フリーランスとして活動することを決断。
現在はブログ収益からキャンピングカーを購入し、面白いネタを発信しながら日本を巡っています。ブログを始めるきっかけから、今に至るまでの経緯について伺いました。

とにかく、目立ちたがり屋!

学生時代から目立ちたがり屋でしたね。だけど、ガンガン引っ張っていくタイプではなかったんです。
人と話すのもそんなに得意じゃない。だけど目立ちたがり屋でしたね(笑)
小学校の体育祭で応援団長、コンクールの指揮者やバトミントンの部長をやったり、目立つリーダーをやりたいタイプでした。

ブログの可能性に気付く。

【やぎろぐ】八木 仁平

ブログを始めたきっかけは、中学1年のとき。友達2人で勢いでブログ始めました。
毎日日記を書いていたんです。そしたら、1日300PV(PV:プレビュー数、アクセス数)。5年ほど続けて、合計で34万PVまでアクセスが上がったんですね。
その経験から「目的がなくても、発信しておくとめっちゃ得だな!」っていうのに気づいたんですよね。
例えば、学校で「昨日のブログに書いてたアレどうだった?」っていう普通の会話の対人のコミュニケーションだったら、「1対1」で最初からいちいち伝えなきゃいけないじゃないですか。
じゃなくて、その前提をすっ飛ばして「1対多」で自分中心にバッて情報を一気に伝えれるんですね。それが「めっちゃ楽だな!」って知って。
「一気に情報を伝えられる」ということを知れたことが、「ブログ良いな」って思ったきっかけですね。
そもそも、そのブログを始めたのが「目立ちたかったから」です(笑)

コンプレックスとの戦い。

【やぎろぐ】八木 仁平

大学1年の春から1年間ずっと、友達と夜まで騒いで遊んでいました。
でも「このままじゃヤバイな」と漠然と危機感を持っていて。
「これからの時代はコミュニケーション能力が重要」っていう風潮があるじゃないですか。
僕も「コミュニケーション能力が一番重要なスキルだ」と洗脳されていたので、「ヒッチハイクすればコミュ力つくんじゃね?」と思ってヒッチハイクを始めました。だけど「コミュ力を身につけるのって、向いてないな」と思っちゃって(笑)
「人と話していてもそんなに楽しくないな」というのに気づいたんです。
そのときは「面白い人に会うため」とか言っていたんですけれど、「自分のコンプレックスとの戦い」でした。

自分の強みを見出す。

「ストレングスファインダー」という自分の強みが5つ分かる自己分析ツールがあります。これは僕が好きな自己分析で、それが当たると評判で、強みの活かし方まで教えてくれるんですね。就活前に試してみました。
ストレングスファインダーには、34個の強みの種類があって、対人関係の能力の強みが5種類くらいあるんですね。
その上位3つを見たとき、「対人関係」の強みが1個も無かったんです!
「目標思考」とか「最上思考」とか、「戦略性」の強みがあって。それを見たときに「やっぱそうだったんだ!」と。
他人と比べる必要はなくて「人によって、能力がどっちに伸びているかの違いだけなんだ!」っていうのにすごく気づいて。そこでコミュ力至上主義から抜け出しました。
今の若い人はコミュニケーション能力がないと言われていて、僕と同じように悩んでる方が多いと思うんです。
対人関係のスキルは大事だとは思うんですけど、無くても成果を出せるし生きていけます。

「やぎろぐ」の戦略性。

【やぎろぐ】八木 仁平

ブログの戦略は1個だけありました。ブログは続けることは大事だと思っていたので、自分のことなら何でも書ける場所にしようと最初に「やぎろぐ」という名前をつけました。専門的なブログにしてしまったら、そのことしか書けなくなるので「それは嫌だな」と思って。自分が目立ちたいという思いもあったんですけれど(笑)

結局は自分に集約するように。読んだ人に自分のファンになってもらいたいし、自分もジャンル問わず書けるので。
それが僕のブログの大きな方向性かもしれないです。

発信方法を変え、アクセスが激増!

キャラクターを確立したおかげで成功した感じもありますね。印象に残るじゃないですか。あのヘッダー画像でヤギのキャラクターがいて、八木(ヤギ)が山羊(ヤギ)と撮っているので。そういう戦略はありますね。ブログを始めて1年後にプロフィール写真を変えました。
プロフィールやヘッダーを変えた頃からアクセスが急激に伸びていて、それは多分自分の中で覚悟が変わったんだと思います。

具体的な変化としては、それまでは自分のプロフィール写真ではなくて、ヤギの着ぐるみを着たアイコンの写真を使っていたんですよね。
その時からガラッと変えて、写真をしっかり撮ってもらって、顔を出すようにしたんです。
やっぱり体張っている人って、社会(ブログ界)にあんまりいなくて、自分の顔を出して責任を持って発信している人は本当に少ないんですよね。
ネット状に顔出ししてる人が全体の8%くらいなので、本当に希少なんです。
しっかり顔を出していくと決めたこと、それが一番大きな変化だったのかなと思います。顔を出しちゃうと自分の発信する言葉の重みも変わってきますし。
「覚悟」と言ったら大げさすぎるかもしれないんですけど、自分の顔をしっかり出すことで「周りからも注目されるようになった」というのが大きいですね。全てにおいて、注目されたもの勝ちなんです。

働かないことを決めた。

【やぎろぐ】八木 仁平

アクセス数が上がって、収益も変わってきたので「どうでもいい仕事はしないぜ!」という考え方になりましたね。
コンビニのアルバイト経験もあるんですけど、クビになったりして。「あぁ、働きなくないな」って。
「人の下で働きたくない」というのが根本にあるので、収益が上がってきたことで「働かない」ことを決めました。
ブログというのは、今の僕にとって楽しい遊びなので(笑)
ブログで稼ぎ出したことで、そういう思考転換がありましたね。
キャンピング生活は憧れとしてやりたいなと思っていたので、一回やったら満足するだろうと思って買ってみた感じですね。

日本をめぐり、今後は世界へ。

【やぎろぐ】八木 仁平

今後は海外に出て行こうと思ってます。
日本だけではなく、世界中どこでも生きていける生活力を身につけたいです。
キャンピングカー生活は今年やってみて半年か1年経ったら、次はアジアで生活することを検討しています。
キャングカーはその一歩ですし、家が動かせるようになれば、どこでも生きれるので。ポンポン気軽に移動できるようになっていった方がこれからの時代は強いです。
自分の基準をもっと上げていきたいですね。

インタビュー後記

話をすると物腰柔らかで、ユルい印象の八木さん。
自己肯定感の低さから、自分を変えるために小さな成功実績を積み上げてきました。今では全国に名を知られるまでに成長しています。

お互い同世代でフリーランスなので、話の中で共感する部分も多くありました。

フリーランスになると、100%自己責任。
ただ、「自分の人生を自分で創っていっている」という実感は間違いなくフリーランスだからこそ感じられるものだと思います。
他にも「生きてる感がある!」「しんどいけど楽しい!」という話もありましたが、特に「生きてる感がある」という感覚は僕自身、起業して初めて感じました。

いろんな生き方がありますが「完璧な状態で走り出そうとするのではなく、トライ&エラーをしながら走る方がかえって完璧に近づく」という生き方もあっていいと思います。
まずはチャレンジしてみることが大事ですね!

やぎろぐ

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