高知県には自然豊かな景勝地が多く点在していますが、中でも神秘的な雰囲気を放つのが桑の川の鳥居杉です。そびえる杉の巨木たちは、その形状から「生きた鳥居」の異名を持つ、この地域を象徴する自然のアートとも言える風景を生み出しています。今回は、そんな鳥居杉の魅力を紹介します。
ここは県の天然記念物に指定されており、南国ICから車で約40分でアクセスできます。道は細いですが離合する箇所もあり、舗装されています。
鳥居杉の前には、数台駐車できる広めの駐車場が完備されています。
樹齢300年!日本一の大鳥居
約40mの高さを誇る2本の杉は、約300年の長きにわたり、その枝を伸ばし合って、まるで自然が作った鳥居のように見えます。神秘的なこの杉は、桑の川地主神社の参道石段両脇にそびえています。
桑の川の鳥居杉
南国市桑の川宮の谷
昭和41年4月30日市指定天然記念物石段をはさんで、二本の杉の大木が茂り、一本の枝が横に伸び連結してH状となって、あたかも生きた鳥居の形をしている。地元の人は「生きた鳥居」または「天理杉」と呼んで神格化している。大きい方は、高さ40メートル周囲6メートルもあり、どちらも樹勢は、旺盛で約300年をへている日本一の大鳥居である。
via:高知県緑化推進委員会 南国市
平成5年4月1日には、県の天然記念物に指定されています。鳥居杉の巨大さは、その足元から見上げたときに最も強く感じることができます。
強固な結びつきから
縁結びのご利益も
この見事に水平に連結した杉の巨木の枝は、継ぎ目さえ見えないほどしっかりと結びついています。その強固な結びつきから、縁結びのご利益があるとされています。
神秘的な雰囲気に包まれた秘境
鳥居杉周辺のエリアは高知県の山の中でも特に人影が希で、静かで神秘的な雰囲気が漂っています。日々の喧噪から離れ、心身ともにリフレッシュするには理想的な場所です。
この神秘的な自然景観をぜひ一度、ご覧ください。