高知駅から車で約30分の場所にあり、7つの淵(滝)が連なる隠れた秘境スポット「七ツ淵」。豊かな自然を満喫しながらハイキングを楽しめます。条件が揃えば、神秘的な光景にも出会えるかも…!
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七ツ淵へのアクセスと駐車場
Googleマップで「七ツ淵神社」を目的地にセットしてください。目的地までの分岐点には「七ツ淵神社」の看板が立てられているので安心です。
七ツ淵の専用駐車場はありません。七ツ淵神社の入口(車両侵入禁止の地点)手前にある分岐点に駐車できるスペースがあります。この地点から「七ツ淵神社」まで徒歩5分程度かかります。
※七ツ淵周辺の民家や私有地への無断駐車は、ご遠慮ください。訪れる際は周辺住民の方々にご配慮いただきますようお願いいたします。
上記の分岐点より手前には「七ツ淵神社」の鳥居があり奥には遊歩道が作られています。この遊歩道からでも「七ツ淵神社」に着きます。
七ツ淵神社の入口(車両侵入禁止の地点)。ここから約2分歩きます。
遊歩道の分岐点を「七ツ淵神社」の方向へ進むと、「七ツ淵神社」が見えてきます。
七ツ淵神社の奥を進むと「七ツ淵」
七ツ淵の入口には「七ツ淵神社」が建立されています。境内にある七つの淵が社名と地名の由来にもなっています。
一見すると神社で行き止まりに思えますが、七ツ淵神社の右側を奥に進むと、最初の淵「菅生瀑(すごうばく)」が見えます。
自然豊かなハイキングコース
七ツ淵は高知市により遊歩道が整備されていますが、定期的にメンテナンスされていない様子。そのため、樹木が倒れたままになっていたり、崩れている箇所もあるので十分に気をつけて進む必要があります。
遊歩道の道中には休憩できるベンチが設けられています。自然を満喫しながら、ゆったりと散策できます。
それぞれの淵(滝)近くには看板が立てられていて、淵まで徒歩で降りることができます。
菅生瀑(すごうばく)
「七ツ淵」の最初の淵「菅生瀑(すごうばく)」。階段は錆びて朽ちてきていますので、ご注意ください。左奥に見えるのが2つ目の淵「武者ヵ瀑(むしゃがばく)」です。
武者ヵ瀑(むしゃがばく)
2つ目の淵「武者ヵ瀑(むしゃがばく)」。遊歩道から撮影した風景です。少し進むと淵の近くまで降りる道があります。
孕瀑(はらみばく)
孕瀑(はらみばく)も遊歩道から下に降りることができますが、道が崩れています。降りる際はご注意ください。
甲瀑(かぶとばく)
甲瀑(かぶとばく)の淵には樹木が倒れ、落ちたままになっていました。淵に溜まっている木々が無くなれば、より良い景色を見せてくれそうです。
藤ヵ瀑(ふじがばく)
藤ヵ瀑(ふじがばく)は、滝も淵も小さめです。
渡ヵ瀑(わたりがばく)
渡ヵ瀑(わたりがばく)は高さ約3.5m、幅約2.5と「七ツ淵」の中で最も小さい滝ですが、淵は最も広く、美しい景色を堪能できます。青く透き通った淵に、光が差し込む光景は神秘的です。
この光景を見たい場合は、天気の良い日の11時までに訪れることをお勧めします。時間や季節によって光の差し込む角度が変わります。
下女ヵ瀑(げじょがばく)
最下流に位置する「下女ヵ瀑(げじょがばく)」は、高さ約18m、幅約9mと「七ツ淵」の中で一番大きく見応えのある滝です! 平家落人伝説にまつわる哀話も残っています。
遊歩道は、最下流の「下女ヵ瀑(げじょがばく)」で行き止まりとなっていますので、帰りは来た道を戻ります。
七ツ淵は大小さまざまな淵が連なっていますが、中でも「渡ヵ瀑(わたりがばく)」はとても美しく神秘的でした。季節や天候によって表情を変える「七ツ淵」。興味のある方は、ぜひ一度訪れてみてください。
七ツ淵神社(ななつぶちじんじゃ)