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レディース整体neena(ニーナ)新山直美|整体は心を整えること。女性を太陽のような笑顔に

50歳からの挑戦!新山直美さんが築く「レディース整体neena」の物語

高知県香美市で女性専門の「レディース整体neena(ニーナ)」を営む新山直美さんに取材しました。お店を立ち上げるまでの経緯や、整体に対する情熱を伺いました。

年齢とともに増える体の不調や、あきらめかけていたボディラインを整え、健康的で美しい姿に導くことを目指している新山さん。心安らぐプライベート空間で、「ココロもカラダも輝かせ、”私のなりたい”を叶えたい」という強い思いが込められた整体を提供しています。

「一匹狼」だった小女時代

50歳からの挑戦!新山直美さんが築く「レディース整体neena」の物語

現在は社交的に見られることが多いのですが、子どもの頃は一人でいることが好きで、「一匹狼」というあだ名がつけられるほど、一人で行動することが多かったです。他の人に合わせるのが苦手で、人と同じに見られるのが嫌でした。

男の子みたいと言われることが多く、両親からは「口が六つあるくらい、うるさい」と言われていました。自営業をしている厳しい父に対して反抗的になり、門限も厳しかったため、親が寝たのを見計らってこっそり外へ遊びに出かけることもありました。学校に行くふりをして、駅で着替えて遊びに行ったこともありました(笑)

高校卒業前には将来やりたい仕事も特になく、勉強も嫌いだったため、親元から離れたいという理由で、短期間で学べる学校を探していました。そんな中、歯科アシスタントの学校を見つけ、1年間そこで学びました。

その1年はあっという間に過ぎ、卒業後は高知へUターンしました。Uターンした理由は、当時付き合っていた彼氏が高知にいたという、単純な理由からです(笑)

健康への想いが転機に

50歳からの挑戦!新山直美さんが築く「レディース整体neena」の物語

Uターン後、南国市内の歯科医院で歯科アシスタントとして働いていましたが、その後結婚し、主婦になり、45歳で離婚。その時期に、知り合いの方から「女性専用の整体サロンを出店するので、一緒にやってみないか?」と声をかけられたことが、現在の仕事に繋がるきっかけとなりました。

その知り合いはサプリメント販売や健康関連のコンサルタントをしている方で、その方からお店を出す予定の先生と一緒に働くことを提案されました。資格がなくても先生から直接教えてもらえるということで、もともと健康に関心があった私はこの機会に挑戦することに決めました。

この縁がきっかけで、私は高知市内にある「女性専用整体サロンFrele」の立ち上げに関わり、店長を任されることになります。

健康の意識が高まったワケ

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もともと、健康に関わる仕事には関心がありました。少し話はさかのぼりますが、中学生の頃からアトピーに悩まされ、肌がひどく荒れていました。特に、高知に戻って歯科アシスタントの仕事を始めると、ゴム手袋の影響で肌の状態がさらに悪化していました。

20代の頃、結婚前にアトピーの治療のため鍼灸院に通い始め、3年間、毎週通いながら食事の改善にも取り組みました。その際、鍼灸院の先生から「このままでは40代になった時に健康を保つのは難しい」と言われたことが、私の健康意識を高めるきっかけとなりました。

子どもの頃から、母はステロイド薬を使うことを避けていて、熱が出た時も薬ではなく、体を温めることで治すという考え方を持っていました。家には市販のお菓子もなく、怪我をしても湿布ではなく、木綿豆腐を貼るという、健康を重視した環境で育ちました。

肌の状態が悪かったため、服の袖で肌を隠し、猫背気味で過ごしていた私は、母から「姿勢が悪い」とよく注意されていました。今思えば、便秘に悩んでいたのも、姿勢の悪さが原因だったのかもしれません。

研修期間後、店長に抜擢

50歳からの挑戦!新山直美さんが築く「レディース整体neena」の物語

「女性専用整体サロンFrele」の立ち上げに関わり、約3ヶ月の研修期間を経て、サロンをオープンしました。現場のメンバーの中で最年長だったこともあり、店長を任されました。

研修中、先生から施術を受け、自分の身体の歪みや可動域の改善を実感しました。それまで気づいていなかった自分の体調の不調や疲れやすさを初めて認識し、姿勢が整うことで快調さを取り戻せたことは、私にとって大きな発見でした。

ただ、店長の仕事を任された当初は、半ば押し付けられた形でプレッシャーを感じていました。受け身ではなく、店長としての責任を日々感じる中、一人一人のお客様と向き合う施術や対応には自信があったものの、メンバーをまとめ、協力してお店を作り上げていくマネジメントには苦労しました。

特に、月間の売上目標に向かって進む際、自分だけが頑張りの暴走をし、周りについてきてもらえないことがよくありました。スタッフ全員の方向性を一つにまとめる難しさを感じつつ、徐々に周りに頼ることや、思っていることをこまめに共有することの大切さを学びました。

50歳の節目に感じたこと

50歳からの挑戦!新山直美さんが築く「レディース整体neena」の物語

50歳の節目に、私は独立を考えるようになりました。勤め始めて5年が経ち、会社では60歳で退職することが決まっていたため、「あと10年後、自分はどうしていたいのか?」と真剣に考えました。以前から、自然に囲まれた場所で施術をしながら生きていきたいという夢があり、それを実現させるには、このタイミングしかないと決意しました。

物件を探し始め、約30ヶ所を見て回った中で、偶然にも理想的な場所を見つけることができました。初めてその場所を訪れたとき、夕暮れ時の景色がとても美しく、「ここが自分にとって心地よい場所だ」と強く感じました。

50歳からの挑戦!新山直美さんが築く「レディース整体neena」の物語

この場所で施術を行えば、お客様も自然と癒されるに違いないと確信し、「レディース整体neena」を立ち上げることにしました。実際にご来店いただいたお客様からも「この場所に来るだけで癒される」「落ち着く」といった声をいただいており、この場所を選んで本当に良かったと思っています。

お客様一人一人と
丁寧に向き合うために

50歳からの挑戦!新山直美さんが築く「レディース整体neena」の物語

レディース整体neenaの立ち上げにあたって、私は前職を令和3年3月末で退職し、その後も外部マネージャーとしてサポートを続けていました。そして同年4月に「レディース整体 neena」をオープンしました。

レディース整体neenaでは、ゆっくりと休日に来店されるお客様に丁寧に向き合いたいという思いから、プライベートな空間で施術を受けられる雰囲気づくりを大切にしています。

50歳からの挑戦!新山直美さんが築く「レディース整体neena」の物語

初めての場所に来ると、多くの方が緊張すると思いますが、施術を受ける際に緊張している状態は良くないと考えています。そのため、レディース整体neenaでは、まるで自宅に帰ってきたかのような安心感と、少しだけ非日常を感じられる空間づくりを心がけています。

また、施術を受けることはとてもプライベートなことですので、他のお客様と顔を合わせたくない方もいらっしゃいます。お客様同士が会わないように、予約の時間を十分に空けて受け付けています。

整体は心を整えること

50歳からの挑戦!新山直美さんが築く「レディース整体neena」の物語

整体は、身体を整えるだけでなく、心も整えるための場所だと考えています。そのため、施術の時間をゆっくりと確保し、お客様との対話を大切にしています。

ゆっくりお話を聞くことで、お客様の背景や生活習慣を理解し、猫背などの症状の原因を遡って知ることができます。これにより、より効果的な施術に繋がるのです。

これまで多くのお客様と接してきた経験から、お話を聞くことが重要だと実感しています。お客様の現在の身体の状態や、その原因を理解するだけでなく、お客様が将来どうなりたいかを知ることができるからです。身体に不調があると、気分も落ち込み、自信が持てなくなります。

例えば、多くのお客様が肩こりや頭痛を治したいとおっしゃいますが、本当はそれだけではない場合が多いです。話を進めるうちに、お客様自身が気づいていない根本的な問題や、本当に求めていることが見えてきます。

カウンセリングでは、お客様がどうなりたいかをお伺いします。例えば、姿勢を良くして快適に過ごしたい、軽やかな身体で健康的に歳を重ねたいなどの希望が出てきます。しかし、さらに深くお話を聞いていくと、職場での人間関係に悩んでいたり、自信を取り戻したいという思いが隠れていることもあります。

そのため、お話を丁寧に聞くことで、お客様にとって本当に必要な施術を提供できるよう心がけています。

女性を太陽のような笑顔にしたい

50歳からの挑戦!新山直美さんが築く「レディース整体neena」の物語

「neena(ニーナ)」という店名には、「必要(need)」と「自然(natural)」という意味が込められています。

無理をせず、自分らしく自然に笑ったり、食事を楽しんだり、ぐっすり眠ったり、やりたいことができることが、人が幸せに生きるために大切だと考えています。身体を整えることは、そのための一つの手段です。

身体の構造が整うことで、心も整い、より良い行動に繋がると信じています。

女性専門にした理由は、もともと女性専用のお店で働いていた経験があり、女性にとって安心できる空間を提供したいと思ったからです。女性が笑顔でいれば、男性も嬉しいはず。だからこそ、女性を太陽のような笑顔にしたいと願っています。

レディース整体neena では、機械を使わずに全て手で行う施術を提供しています。「フルボディーtotalリメイク全身美整体」では、お客様の身体の状態を検査し、生活習慣や身体の使い方をヒアリングしながら、その方に合わせたオーダーメイドの施術を行っています。そのため、毎回施術内容が少しずつ変わります。

また、施術後も無理なく日常生活の中でできる「ながらセルフケア」をお伝えし、お客様が楽に健康を維持できるようサポートしています。

何歳からでもなりたい私に

50歳からの挑戦!新山直美さんが築く「レディース整体neena」の物語

私がこれから整体にかける思いは、お客様が自分の人生をより良いものにするためのお手伝いをすることです。そのためには、まず自信を持てる身体になってもらいたいと考えています。

身体に不調があると、自信を持てず、一歩を踏み出せなくなることがあります。そんな時、私がそばで支えたいと思っています。

私自身も元気であり続けることで、いつもお客様に寄り添える存在でありたいと考えています。目標は末広がりの88歳まで頑張ること(笑)。

80代になっても、元気で過ごす姿を見せ、お手本になりたいと思っています。「何歳からでもなれる、なりたい私」という言葉を看板にも掲げていますが、それを心から信じて伝えたいです。

実際に、80代で杖をついていたお客様が、今では杖なしで歩けるようになりました。何歳からでも、自分に自信を持てるようになることは可能です。また、若い方には「これから10年、20年先にどんな自分でいたいか」を考えてほしいと思っています。

自分の身体は、お家のように痛くなったら引っ越せるものではありません。だからこそ、今から自分の身体と向き合い、快適で健康な未来を一緒に目指していきましょう。身体を整えることは、生活を整えることにも繋がります。

編集後記

50歳からの挑戦!新山直美さんが築く「レディース整体neena」の物語

新山直美さんにお話を伺う中で、特に心に残ったのは「私にとって整体は人生。暮らしを整えていくこと」という言葉でした。この言葉には、新山さんが整体を通じて得た確信と深い思いが込められていると感じました。

新山さん自身も、施術を受ける中で、自分の身体の変化を実感し、さらにお客様が変わっていく姿を見ていく中で、この考えに確信を持つようになったそうです。彼女が目指しているのは、ただ身体を整えるだけではなく、その人が本当に理想とする姿になれるようサポートすること。そして、自分自身もその理想の姿を追い求めることで、より深くお客様の気持ちに寄り添い、共に歩んでいきたいという強い思いを感じました。

新山さんの施術は、単なる身体のケアにとどまらず、その人の人生全体を豊かにするためのものだと感じます。そんな彼女の熱意と信念が込められた「neena(ニーナ)」での体験は、きっと多くの人にとって、自分を見つめ直すきっかけとなることでしょう。

レディース整体neena(ニーナ)

50歳からの挑戦!新山直美さんが築く「レディース整体neena」の物語

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