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【土佐市観光Style / 合田 裕子】人の心に訴えかけていく観光とは

自分たちで作るまちづくり。

農家さんで、「自分たちの仕事は大したことをやっているとは思っていなかった。」という方でもお客さんを受け入れることで、「自分たちの仕事は大事なことやったんや。」と思って感じ取ってもらったときにはすごく嬉しいですね。
 
そうすると、お客さんのお迎えの仕方も変わってくるんです。私たちがこうしてくれと言わずとも、そこが変わっていく様子を見るとすごく嬉しいですね。
特に人の意識を変えるのは難しいので、言わずとも変わっていく様子が見えるのはすごくやりがいがあります。
 
当初は「お客さんを呼んでくるのはえいけど、好きにやっといてー。」と言ってたんです。それが、「こっちこっち!どうぞ奥に入ってー!」と一つ一つ説明してくれたり。主体的にお客さんを引き込むようになっていったんです。
そうやって育まれた「おもてなし」って教えられたものとは違うので、それはお客さんにも伝わると思いますね。
 
 
 
 

日々、感動の連続。

最初は何もかも手探りで、「これでええんやろうか?」と不安になることも多かったですが、自分たちのやり方は正しいと決断してここまでやってこれました。それからは、「ご協力お願いできんろうか?」と一軒一軒回っていきました。
 
それが少しずつ形にいなってきて、土佐市以外の方々から褒めていただくことが多くなりました。おかげで「土佐市ってえいところ」というのを知るきっかけになっていったと思います。
それまでは転勤してきて土佐市に住むって決めた時に、誰一人「土佐市ってえいところで」と言わんかったのが、明らかにちょっと変わったなという実感はあります。徐々にですが、「そうやろ、えいところやろ」と町の人たちが言うようになってきました。
 
今では、小さなことで日々感動することばかりです。この前は去年と今年の初めと2グループで来てくださった方で、土佐市に50年くらい住んでいる方が、「来てよかった、本当にありがとう!」と言って「本当にあなたのおかげで、自分たちの街がこんなに楽しい街やと分かった。」と。本当に泣きそうになりましたね。
 
それぞれの観光メニューを考える時に共通する「芯」は、地域の人と来訪者が直接触れ合うこと。
そして地域全体に波及していくものを考えることが大切だと感じます。
 

インタビュー後記

いつも口角が上がっていて若々しい印象の合田さん。ゆったりした物腰の柔らかい方です。落ち着いていながらも情熱が溢れています。
 
周りの意識を変えていくことは労力もかかるし、なかなかお金に結びつかないことなのですが、「自分たちの住む町に誇りと愛着を持ってもらいたい」という志を立て結果を出されています。今では「地域おこし」のロールモデルとして社会的にも広く認めれています。
 
土佐観光Styleでは、地域産品の優れた性質や魅力、併せて産業の背景を伝えるための商品づくりにも取り組まれています。
【木毛】「tosarvo」&木毛工場見学とクラフト体験。
【イ草】「束ね」&「土佐い草」の生産場見学とクラフトづくり。
 
「大変なことも多々ありますが、それに勝る喜びを感じています。」と嬉しそうにお話されていました。
 

 

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