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卵屋「こっこらんど」にしかできない卵感のあるスイーツを / 佐々木 将司

こっこらんど【株式会社ぶらうん】佐々木 将司逆境の中で、新たな挑戦。

卵はこれまでと同様に作っていくけれど、うちの親父と同じことをしていてもしょうがない。
やっぱり何か違うことを「始めないかん」というよりは、「始めたかった」という感じでした。

卵や畜産の業界って、すごく厳しい。特にタマゴは国が補償するものも手薄かったり、牛や豚と比べると独自で何かをしないといけないと思った。
「自分たちの力で売っていく」ことに重きを置いてやるしかないと。

ただタマゴの業界は社会的な事情もある。飼料も国内だけではまかなえない。飼料のトウモロコシも国内産はほぼないからアメリカから入れないといけない。世界的な情勢でエサが高騰していく。基金もあるけれどなかなか反映されない。

今後、タマゴだけを販売していけば先細りになる。スーパーもお客さんがどんどん減っている時代やき。直営店を始めるのにも、タマゴばかり作っていたから他には何もない。
「このままではマズイ」と。これまでと全く違う業界へ飛び込んでいくことを決断した。けど「どうせないかんか?」と考えたときに直ぐには答えは出なかった。


何をすべきで、
何で勝負すべきか明確に。

人との繋がりで紹介してもらう中で、高知市伊野町に在住の上田さんという先生(料理研究家)に出会った。 その先生は、東京でよくテレビや雑誌に取り上げられているパティスリーのお弟子さん。その先生のところへ県内外の経営者も習いに来てました。良いモノを作るには良い素材を使うのは当たり前、一から学んで。4年間、基礎からキッチリ学んだ。

自分たちは、街の洋菓子屋さんや雑誌に載るパティスリーを目指しても勝てん。勝てる理由がない。じゃあ「勝てるところはどこか?」と探すと、一次産業として卵を使っていることに目が向いた。ウチにこれだけ素晴らしい卵がある。なら、この卵の特色を前面に出そう。勝負するところはそこしかない。

卵を生産しゆう会社だから作れる。他のスイーツ店で使えないような卵の使い方、卵感がスゴく豊富なスイーツを作ろうと。
卵屋にしかできない卵の使い方で、卵感のあるスイーツを作り出すことが勝機につながると考えた。 逆にいうとそれしか勝負できない。その後、構想して5年で直営店をオープンしました。

こっこらんど【株式会社ぶらうん】佐々木 将司購買してもらうための理由付けを。

新しいスイーツ店「こっこらんど」で集客できたお客さんに、結局は卵を買ってもらいたい。だけど、最初は卵を買いに来る人はほとんどいませんでした。
そこでちゃんと卵にスイーツを紐付けして、卵感をつけて物語をアピールすると、卵も年数とともに売り上げが上がっていった。今では卵を目的に買いに来てくださる方もいます。

購買するには絶対的に理由が必要やき。お客さんも「安い」「美味しい」「健康に良い」というように何かしら理由がないと購買しない。
「かっこいい」「希少価値がある」何かしら理由があるはず。ある程度メッセージ性を伝えなかったら、お客さんは買ってくれない。伝えることが大事だと思います。

 

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