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土佐町の「旅の絵描き」アーティスト 川原将太

旅の絵描き|川原将太

 

どんな作品も、
自画像であるかどうか

旅の絵描き|川原将太作品を作る上で一番大切にしているのは、ちゃんと自分であるかどうか。
 
作品、絵一枚できた時に絵を持って鏡の前に立っています。そうすると自分と自分の作品が並んで映る。その時に、同一人物でないといけない。
自画像を描いているわけではなく、抽象画を描いているんですけれど、「この人がこの絵やな、この絵がこの人のやな」と感じれること。これをすごく大事にしています。
 
いくら人が「可愛い、綺麗、欲しい」と言われるような絵でも、自分が持って鏡に写したときに、「なんか自分じゃない、カッコつけてる」というような要素のある絵がたまにあるんです。そういう時はやっぱり違うなと。
 
逆に人から「違うな」と言われていても、その中に自分のエッセンスになるものがあって、「コレ自分に近いな、この方向だ! この方向で深めていこう」と思える作品は大事にしています。
 
 

 

絵描きとして

旅の絵描き|川原将太単に絵を描いて、絵描きとしてのキャリアを積むなら、もっと違ったやり方があるんです。
もっとアカデミックな世界だし、大学の繋がりにも近くないといけない世界なんですが、僕はそれだけだと自分が目指しているものと違う。
あくまでもアートとライフスタイルのバランス。どっちも大事。
 
今は土佐町ではできている。2年半ほど、住んでいます。
それまでは3ヶ月毎にあっちこっち移動していました。2年もいるなんて自分でもビックリしています。
 
ウーフでの海外時代に「旅の絵描き」は達成した。
今後は「旅の絵描き」として経験したことを実践したり、形にしていきたい。
 
これまでに得た全部で、「Shota Land(ムーミン谷のような場)を作ろう」というのが今の目標です。
 
 


インタビュー後記

川原さんはWWOOFでの生活を通して、言葉以外でのコミュニケーション、家族の大切さや人の温かさに触れ、人生の価値観が変わったといいます。
話の中で「将来のこと」について伺うと、生き方として「自分はどこにたどり着くんだろう? 結婚せえへんの? 将来どうすんねやろ? どうやって生計立ててくの? と不安もありますが、それ以上に楽しみの方が大きい」と少年のような無邪気な笑顔で応えてくれました。
人は誰しも、様々な不安や悩みを抱えながら生きているもの。その中で自分の理想のライフスタイル(人生のあり方)を求め、ストイックに挑戦する姿に胸を打たれました。